Apparently – finding out
- Apparently he’s good at math.(どうやら彼は数学が得意らしい)
今まで知らなかったことを「誰か/何かからの情報」で知ったときに使います。
Seemingly – seems to be / appears to be
- He’s seemingly good at math.(彼は数学が得意なようですね。)
「あなたにとってどう見えるか」を表現するときはこっちを使います。
もう少し例を挙げましょう。
“apparently”は通常、誰かが言っているのを聞いたことがある場合や、どこかで読んだことがある場合に使われます。
例えば、あるリアリティ番組が実はヤラセだったと新聞で読んだとします。そんなときは下記のように言うことができます。
- Apparently, the TV show was staged.(その番組はどうやら仕込みらしい)
一方で”seemingly”は通常、あなたが自分で考え出したことを指します。これは通常、「聞いた/読んだ」という意味ではなく、もっと主観に基づいた「私にはこのように見える」という意味になります。
例えば、あなたがリアリティ番組を見ていて、それが作られたように感じたとします。そんな時はこんなふうに表現できます。
- Seemingly, the TV show was staged.(あの番組は一見ヤラセ番組のように見える)
とはいえ、この区別は特に厳密でも明確でもないようです。
というのは、”apparently “は第二の意味でも使えるし、”seemingly”は第一の意味でも使えるので、結構互換性があったりします。
例えば、パソコンを修理しようとして失敗した場合、おそらく” Apparently the pc is broken” と言っても “Seemingly the pc is broken” と言っても違和感はないでしょう。
聞き手には全く同じ意味になります。下記カッコ内のような背景の差があるだけです。
- Apparently the pc is broken.(そのPCは壊れているみたい(誰かがそう言っていたから))
- Seemingly the pc is broken(そのPCは壊れているみたい(自分が操作中にそう感じる経験をしたから))
いかがでしたでしょうか。
今回は短くまとまってしまいましたが、割と使い分けやすそうなのでこのくらいで十分ご理解いただけたのではないかと思います。
互換性があるなら使い分けなくていいような気もしますが、そこは触れないでおきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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